フリーランスになると、本業以外の仕事が想像以上にたくさんあります。営業や経理、名刺の準備など、こまごまとした雑務を含めて何から何まで自分でやらなければならなくなります。そんな中でも特に手間がかかるのが「契約」関連の作業です。フリーランスは契約に基づいて仕事をするため、契約に関する最低限の知識は必須です。
契約に不安があるフリーランスは少なくありません。フリーランスの契約の基本は「業務委託契約」です。フリーランスにとって業務委託の契約書は、何かトラブルがあった場合などに身を守るためにも重要なものですから、締結時は慎重に確認しましょう。業務委託に関する基本的な知識と契約締結時の注意点をしっかりおさえておけば大丈夫です。
フリーランスは業務委託契約で仕事をしますが、数ヶ月単位の短期間で契約し、状況に応じて契約延長・更新というケースが一般的です。契約打ち切りになると仕事がなくなるため緊張感がありますが、必ずしも同じ現場に固執することがいいとは限りません。契約更新は単価交渉のチャンスでもあるので、タイミングよくステップアップしましょう。
案件が急遽終了したなど先方の都合で一方的に契約解除を通告されたらどうしますか?納得がいかないまま、ただ茫然と受け入れてしまうフリーランスも多いと思います。しかし、フリーランスにとって急な契約解除は死活問題です。契約書と契約解除理由をきちんと確認し、納得いかなければ毅然とした態度で交渉する勇気も必要です。